10月17・18日(火・水)京都府京都市「総本山仁和寺」にて、藤井聡太竜王に伊藤匠七段が挑戦する第36期竜王戦七番勝負第2局が行われます。第2局の立会人は谷川浩司十七世名人が務めます。
藤井聡太竜王は竜王タイトル三連覇を目指します。このまま八冠を保持して欲しいと願う藤井ファンも多いと思います。伊藤匠七段はタイトル初挑戦です。対局者のお二人は同い年なので、同学年対決としても注目が集まります。21世紀生まれ同士のタイトル戦は史上初とのことです。
10月6・7日(金・土)に行われた第1局は相掛かりの将棋になり、82手で後手の藤井聡太竜王が先勝。
本日行われている第2局は藤井聡太竜王が初手で飛車先を突き、角換わりの将棋になりました。
先手の藤井聡太竜王は5八金・2八飛型で41手目、4五歩と動いていきます。
藤井聡太竜王は角換わりで3八金・2九飛型を採用するイメージが強かったので、5八金・2八飛型で仕掛けられたのは少し驚きました。
18時に伊藤匠七段が60手目を封じました。局面の評価値は先手が少し有利となっています。持ち時間8時間のうち、消費時間は▲藤井聡太竜王3時間40分、△伊藤匠七段3時間45分。
封じ手とは
封じ手(ふうじて)とは、主にボードゲームにおいて、対局の中断時に有利不利がでないよう、次の手をあらかじめ決めておく方法のことである。
持ち時間制の対局を途中で中断する場合に、手番のプレイヤーが中断中も次の手を考え続けられるのでは不当に有利になり、持ち時間制の興も削がれる。このような不公平をなくすために、封じ手が用いられる。
封じ手 – Wikipedia
☆対局者情報☆
藤井聡太竜王
- 今年度成績 24勝5敗(0.828)
- 通算成績 342勝68敗(0.834)
伊藤匠七段
- 今年度成績 27勝6敗(0.818)
- 通算成績 116勝34敗(0.773)
お二人の対戦は過去に3度あり、全て藤井聡太竜王が勝利を収めています(角換わり2局、相掛かり1局)。